猫とガバペンチン / 岐阜市 動物病院

2022/04/17 ブログ

ガバペンチンは 抗てんかん剤で、当院でも、抗てんかん剤として使用したり、椎間板ヘルニアや変性性腰仙椎狭窄症などによる神経因性疼痛の補助薬として使用しています。

 

また、猫に対して 坑不安作用があるということを、あるセミナーで聞き、今回使用したところ、効果があったと思われるので、その事を お話しようかと思います。

 

ある日、メス猫を3頭連れて来られ、避妊手術をして欲しいと来院されました。こちらとしても 準備もあり、また、絶食もしてなかったため、その日は ワクチン接種をしてもらい、改めて避妊手術の予定を入れました。

3頭のうち一頭が 無茶苦茶 怖がり。クレートと呼ばれるボックスに入ってたんですが、ここから出したら、病院内を走り回るだろうというレベル。タオルで抑え、クレート内でワクチン接種を行いました。

 

避妊手術当日、洗濯ネットに入れてねと伝えてあったんですが、洗濯ネットから、出ており、紐で クレートの全面の扉と猫ちゃんの首が繋がれており、これがまた、大事件を起こすことに。

 

猫用の入院室で クレートの上の扉を開け、タオルで覆い 捕まえたことはいいんですが、この紐が短いこと。猫ちゃんの体を出るくらいしか 紐の長さがない。スタッフに洗濯ネットを広げて、待ち構えていたんですが、届きもしない。猫ちゃんはタオル内で暴れている。紐をハサミで切ったんですが、この間、タオルから 逃げられ、入院室を走り回る。この光景を目の当たりにすると、切なくなりますよ。でも、走り回る猫ちゃんを 何とか 捕まえ、洗濯ネットへ。

 

無事 手術も終え、覚醒する前に点滴などを外し、飼い主さん用のエリザベスカラーを装着したまま、洗濯ネットへ。

術後10日以降に当院では抜糸となるんですが、どうするものかと、お腹を上にして、押さえておけるものかと。

セミナーで 暴れる猫ちゃんにガバペンチンを経口投与すると、数時間後には、ニャーニャーとすり寄ってくるようにという話を聞き、いつかは 使ってみたいと思ってたんですが、これが チャンスだと飼い主さんに、抜糸当日に飲ませて頂くように、処方しました。

 

抜糸時、洗濯ネットに猫ちゃんが入ってましたが、大人しいこと。抵抗することもなく、すんなり 仰向けに。他の猫ちゃん同様に抜糸が出来ましたね。

 

ガバペンチン投与に対して 有害事象もなく、猫の不安を軽減でき、これは いいかもしれませんね。