すみれの腫瘍切除
2022/08/18
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8月の上旬にゴールデンドゥードルのすみれの太ももに発生した腫瘍を切除しました。
切除手術自体は さほど 難しくはないんですが、大型犬だと、麻酔かけて 寝かせたり、移動させたりするのが 大変ですね。
腫瘍は 悪性の腫瘍でしたが グレードの低い低悪性度の軟部組織肉腫でした。
今回の切除手術の数ヶ月前に 細胞診を行い、間葉系細胞増殖という病理診断でした。病理診断医の先生の コメントには 軟部組織肉腫の疑いもありますよということでした。
実際 皮膚、皮下の腫瘍で 間葉系細胞が採取された場合 ほぼ 軟部組織肉腫が強く疑われるので、すみれの太ももに発生した皮下腫瘍は 軟部組織肉腫かなと思ってました。皮膚に発生する軟部組織肉腫は 局所浸潤性は 高いのですが 転移は低いという観点から、どうしようかなと気にはなってたんですが、少し大きくなってきたかなと思い、もうやるしかないと 心を改めて 全身麻酔をかけて 切除しました。
軟部組織肉腫という診断は 細胞診である程度検討はついてたので さほど びっくりせず、やはり そうかぐらいでしたが、一番 動揺させたのは すみれの年齢でしたね、診断依頼書に生年月日などを記入するのですが、12歳くらいだと思ってたら まさかの13歳6ヶ月。もう こんなに お年寄りなの?と。 この年齢を見た時、頭の中 真っ白になり、信じたくなかったです。嘘でしょと。大型犬でこの年齢は!
足腰は弱くなってきましたが、見た目は まだまだ 若そうです。
まだまだ 元気に当院を見守ってね。
毎日飲んでるエネアラ(5ALA)や 11-1乳酸菌などのサプリメント効果も若さの秘訣や長生きの効果なのでしょうか?