超音波診断装置

2022/09/29 ブログ

新しい超音波診断装置を導入しました。

今回で3代目となります。2代目は 9年間頑張ってくれましたね。

初代は開業からの付き合いのもので その当時は超音波の画像も悪く 妊娠診断や 腫瘍の確認ぐらいに使用してましたね。

 

初代の故障で 2代目になるのですが、この当時は 超音波検査がブームになってる時代でしたね。超音波診断装置の高解像度によって、腸管の5層構造が描写され、副腎や膵臓もキレイに描写されるように。獣医雑誌などでは、超音波で診断したものなどが記載されていましたが 初代のものでは 全く 歯がたちませんでしたね。画像も悪く、何が得られるのか 分からない状況でした。初代の時は 獣医雑誌を見るのも 嫌になっており、この世の中に超音波診断装置が 無い方がいいというほど 超音波診断装置を憎んでいました。

初代の故障で2代目となるのですが、3メーカーから デモ機を借り、画質を比べてみました。お互い いいところも 悪いところもあり、ほんと 悩みましたが、腹部で 僕にとって1番いいかもという東芝製にしました。初代に比べて 断然 画質が向上し、超音波検査が楽しくなりましたよ。2代目から 超音波診断装置が無いと困るというほどになりましたね。ちなみに 初代は韓国製でしょっちゅう故障。何度も 修理に。最終的には プローブが異常となり、プローブを書き替えるのも アホらしいという事で 東芝製に。

でも 9年も経つと その当時はまあまあの機種でも 今の時代では 下位機種にも 全く 及びませんね。

数年前から 東芝の医療関係がキャノンに譲渡されたのですが キャノンの動物用超音波診断装置を全ての機種を借りたのですが、どの機種も 2代目東芝超音波診断装置を凌駕し、当院の東芝製のモニターが小さく また 画像が荒く、ショックを受け、数日間は めげてました。しばらくして 立ち直ってきましたが。 悪いなりにも 自分の力を振り絞っていぼがんばろと奮い立たせましたよ。

でも 9年間 使ってると愛着はありますね、引き取られていく時は 物凄く 悲しいものが。

3代目となると 超音波装置自体も小さく 軽くなり、もちろん画質が良くなり モニター自体も大きく、腹部や胸部だけでなく 関節や眼科の設定も。

 

これから 大活躍してくれそうです。