がんに対する血液検査
2024/06/30
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当院では、タイトルにあるように血液検査を用いて犬の腫瘍を検出する検査を始めます。
検査の仕組みですが、血中ヌクレオソーム濃度を定量的に測定するものです。
ヌクレオソームは DNAが巻き付いた染色体を構成するタンパク質で、がんが存在する場合、がん細胞由来のヌクレオソームが血中に放出され、そのヌクレオソームを抗体を用いて 検出します。
この検査は ある特定の腫瘍だけを検出するものではなく、腫瘍に罹患してるか どうかをみる検査となります。腫瘍な中で 特に リンパ腫、血管肉腫、組織救性肉腫に対しての検出感度が高いみたいです。
対象となる動物ですが、見た目上健康な7歳以上の犬と 見た目上健康な がん発症リスクのある4歳以上の中型犬や大型犬となります。 視診や触診で明らかな腫瘍が分かる場合や臨床症状がある場合は対象外となります。
詳しくは 当院まで 問い合わせください。